つまみ細工 薔薇のちょい挿しを組み上げる

前回、薔薇の作り方を公開しましたが、今回は、葉っぱとコームへの組み上げの仕方を載せていきたいと思います。

 

✿ 葉っぱを作る

2.5cm角の緑の生地を、裏剣つまみにします。

足を3/1程度カットします。

 

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カットした足の裏側に、爪楊枝を使って薄くボンドを塗りこみます。

重なった生地の1枚ずつにボンドが入るようなイメージで塗っておきます。

表面に溢れるほど沢山のボンドをつけないように気をつけます。

 

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濡れ布巾で湿らせた指で、余分なボンドを拭いながら、足をひっつけます。

この時に手に着いたボンドはこまめに拭き取り、常に綺麗な指で押さえるように気をつけながら(ボンド痕を残さないため)3枚つまみます。


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足のボンドが少し乾いたら、剣つまみを裏返します。

先をしっかり開き指で押えながら、おしりの部分を反り返らせるように返します。

この時に、指で山になる部分を押し上げると綺麗に形付け出来ますが、押しすぎるとボンドが剥がれてしまうので気をつけます。


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24~26番のフラワーワイヤーを準備して、適当な長さにカットします。

2本は大体15~20cm程度、1本は10cm程度で良いかと思います。

 

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3本のワイヤーの先を3~5mm程度曲げます。

 

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葉っぱと同じ生地を細く切ったものをボンドをつけて巻き付けておきます。

これは、葉っぱとワイヤーが引っつき易くするための工程です。

 

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裏剣つまみした葉っぱの山のくぼみに合わせてワイヤーをつけていきます。

ワイヤーに巻いた布と、ワイヤー部分(葉先がかぶる程度の所)にボンドをつけて、葉っぱを貼りつけます。3本作ります。

 

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長いものと短いものを1本ずつ合わせて、刺繍糸で巻いて、枝を作ります。

合わせたワイヤーに少しだけボンドを塗り、刺繍糸で5cm程度巻いていきます。

ワイヤーの間に糸を通し、上までしっかり引きあげたら適当にカットして、残った糸をボンドで貼りつけます。

 

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葉っぱは、根元の部分をペンチで90度くらいに曲げておきます。


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✿組み上げる

組み上げは、薔薇大を中心に、その周りに添えていくようになります。

 

まず、大きい薔薇と小さい薔薇をしっかり確認して、形が悪いかな?と思われる部分が両合わせになるように配置します。

 

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上側から見て、しっかり配置を決めたら、そのまま、横からワイヤーの位置を確認します。

 

 

組み上げる花の数が少ないので、高さを出して組み上げると、髪に挿した時、ワイヤーや台紙が丸見えになってしまうので、メインの薔薇大の根元に合わせて、できるだけ低く組み上げていきます。

 

薔薇大の根元に高さを合わせて、ワイヤーで90度に曲げます。

 

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薔薇大のワイヤーの位置に合わせて長さを確認し、下方向へワイヤーを曲げます。


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根元をしっかりと押えて、糸を数回巻きます。

 

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メタルパーツをつけたおちりんを配置し、同じように、高さと長さを確認して曲げていきます。糸で数回巻いて固定します。(しっかり引き縛る)


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メタルパーツのそばに、1枚の葉っぱを配置し、全体のバランスを確認します。

同じように、高さと長さを確認して90度に曲げ、糸で固定します。


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次は薔薇の下側へ、2枚の葉っぱを配置します。薔薇とのバランスを見て、裏剣つまみににした葉っぱの根元部分があまり見えないように、葉っぱの向きを決めます。


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同じように、メインの薔薇大の根元に重なり合ったワイヤーの根元に合わせて、高さを決め、90度に曲げます。


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メインの薔薇大のワイヤーに長さを合わせて、ワイヤーで下へ曲げ、糸で巻いていきます。


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先をペンチでクルクルと1.5周ほど丸めたワイヤー(24~22番)を、薔薇小の花びらの下へ配置し、高さと長さを確認して糸で固定します。


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根元のワイヤーを2.5cm程度にカットしておきます。

ここでも、高さを出さないように、ペンチの先でワイヤーの根元を挟み、薔薇小が少し斜め上を向くように曲げます。

(アクセサリーはここではつけずに、最後につけます。)

 

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組み上がった花をコームにつけていきます。

コームに少しボンドを塗っておきます。

輪にした糸を先にコームに数回巻き付けておきます。

花の根元を曲げたワイヤーをコームの上に乗せ、糸でざっくりと花のワイヤー部分を固定していきます。

 

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花が動かない程度に軽く固定したら、丁寧に、足ひとつにつき3~4回ずつ糸を巻き、しっかりと固定します。

 

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最後は残った糸を輪にして括り、残った糸をしっかりとボンドで貼り付けます。


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糸を巻いて固定した上に、さらにフラワーテープを巻き付け、さらにしっかりと固定します。


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組んだ花の根元部分をペンチで挟み、花が上に浮いていたら、コームの方へ近づけるように調節し、花の向きも確認して調節します。


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アクセサリー用に丸めたワイヤーに、アクセサリーのマルカンを通します。


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完成です。

 

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⚠️小さなミニコームになるので、とにかく高さを出しすぎないように気をつけてください。

薔薇の花は、真っ直ぐに合わせるより、お互いが少し外側をむくように合わせると、髪に挿した時に横側や裏側が見えないので良いです。

 

 

ざっくりとした感じでしたが、何となく雰囲気が伝わるといいなぁと思います😊🙏💗