つまみ細工 複色染めのやり方 その1

複色染めについて、詳しく説明しようと、画像を取りすぎたので、結構長めになるかと思いますが、その1、その2とお付き合いくださいませ😆😆

 

複色染めについて、用意するものについては、前々回の準備物の記事を参考にしてください。

 

複色染めについては、鍋で直接、色を染めていかないので、使う鍋は熱を加えるためだけのものになります。

 

ほっこり屋の使用している染料は、みや古染のコールダイホットというもので、熱を加えて色を定着させるものなので、熱いお湯が必要です。

 

コールダイオールなど、水で染まるものについては、生地に染料を落とすところのみを参考にしてください。

 

 

まず、使いたい染料をお湯で溶いていきます。

 

頭の中で

作りたい生地をしっかりとイメージしてください。

 

何色と何色を使いたいですか?

 

考えて……考えて~……🎶

 

今回はこれをチョイスします。

 

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この中でも、イエローとスプリンググリーンは、同じだけの分量で溶いてもかなり薄めです。カーネーションは、赤色です。エメラルドグリンもパープルも結構濃いめに出るので、この3色は薄めに作ります。

 

プラスチックスプーンの先に少しだけ染料を取って、カップの中に入れます。

 

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ポットのお湯で溶かします。

 

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この時に、カップの底に染料が残っていると、生地に垂らした後に、つぶつぶが残ってしまうので、これでもか!と言うくらいかき混ぜて、しっかりと染料を溶かしておきます。

 

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どれも、薄めると、ほんわりと、柔らかくて可愛い色になります💕

 

さぁ、どんな色になるでしょう😊💕💕

 

生地が前もって濡れているので、薄めすぎると色が乗らないので要注意です。

薄すぎた場合は、染料を追加して、よくかき混ぜましょう。(追加すると粒が残りやすくなります。とにかくよく混ぜましょう!)

 

そして、ここで考えることがひとつあります。

 

目立たせたい色は何色にしますか?

控えめにバックに落ち着かせたい色は何色ですか?

 

薄く入れたい色、濃く入れたい色をしっかりとイメージしてください。

 

イメージ出来たでしょうか?😊✨

 

では、いよいよ染めていきたいと思います。

 

ぬるま湯で下洗いした生地を、お盆の上にふんわりと丸くドーナツのように置きます。

 

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薄く入れたい色か、多めにぼかしたい色から垂らしていきます。

 

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3箇所くらいに少しずつ垂らしていきます。

 

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裏返します。

 

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色のない所へ、また数箇所、少しずつ垂らしていきます。

 

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生地を広げて、色のつき具合を確認します。

 

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大幅についていない場所は、その部分をクシャッとしておいてから、少しだけ染液を垂らします。

 

ここで、1度、生地を手のひらに収まるくらいに小さく丸めて、手に取り、流しの上で、一気に力を入れて、ギュッ❗️❗️と1度だけ絞ります。

 

この時に何度もギュッギュッと絞ってしまうと、全体に色が入ってしまうので、1度っきりにします。

 

お盆に垂れて残っている染液も捨てます。

 

次の色を入れていきます。

 

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もう一度ドーナツ状にふわっと丸めた生地をお盆に置きます。

 

次の色を入れていきます。

黄色の入っていない場所に、緑を少しずつ垂らしていきます。

黄色の時と同じように、何ヶ所かに垂らします。

 

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ひっくり返します。

同じように何ヶ所かに垂らします。

 

 

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広げて色が足りない部分がないか確認します。部分的に足りない場所には少しだけ染液を垂らします。

 

 

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この時に、また、手のひらサイズに丸めた生地を流しの上でギュッと絞ります。

 

なぜ絞るかと言うと、生地がびしょびしょになってくると、次の色が入りにくいのと、全体に色が入りすぎること。お盆の上に残った染液が他の色と混じって、汚い色が生地に入ること。を防ぐためです。

 

必ず、何度も絞らないようにします。

 

色が数色入ってくると、ギュッキュッと絞る度に、色同士がひっつき、生地の中で違う色が生み出されてきます。

ギュッとひと絞りなら、少しで済みますが、何度も絞ると、混じりすぎた色が生地全体に広がってしまうので要注意です。

 

次の色を入れます。

今回は5色使うので、同じことを繰り返します。

 

黄色と緑の薄いバックになる色を入れたので、次からは濃い色を入れていきます。

 

ここで、考えることは、あと3色も残っているので、どのくらいの範囲で色を入れるか……という事です。

 

大きく入れたい色から垂らします。

残った隙間に小さく入れたい色を垂らしていきます。

 

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ピンクを入れることにしました。

様子を見ながら、何ヶ所かに垂らしていきます。

 

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裏に返して、同じように垂らします。

 

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生地を広げて、色の足りないところへ垂らします。

 

この時に、広げたまま垂らすと、ベッタリと色が乗ってしまうので、その部分が表に出てくるように丸め、シワを寄せてから染液を垂らしましょう。

 

そして、ギュッと1度だけ絞ります。

 

お盆に残った染液は必ず1回ごとに捨てます。

 

ちなみに、この時点で、黄色、緑、ピンクが入りました。

 

そして、生地の上にできた色は、黄色、緑、ピンク、オレンジ、ベージュになりました。

 

混ざった色が増えていくことも頭にイメージするのが大切です。

 

そして、4色目を入れていきます。

次は、ブルーにします。

 

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垂らしていたら…

 

あっ!垂らしすぎた💦💦

 

とこうなることもあります。

 

こんな時は、この溜まった染液に生地がつかないようにするか、捨てるかしましょう。

 

前と同じく、何ヶ所かに垂らし、裏返します。

 

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こう言った生地の端っこや角は、染め残しの原因になるので

色が乗っていない場合は、直ぐに垂らしておきます。

 

もしも、表から垂らした後、ひっくり返したら、

 

垂らしすぎていて、染液でべったり💦💦

 

となっている場合は、直ぐにギュッと絞って、生地に色が入るのを防ぎます。

 

広げて全体を見て、色の入り具合をチェックします。

 

最後の色を入れていきます。

 

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かなりの色が入りました。

黄色に紫を入れても、黄色は負けてしまうので、そんなに変色しません。

ピンクと紫も同じです。

パンチの効いた紫は最後の締め色に少し垂らすのが、ほっこり屋は好きです。

 

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全体を見て、色を補足したら、染色の工程は完了です✨✨

 

ここから、コールダイホットは、色を定着させるために、お酢と熱を加えていきます。

 

丸めた生地をジップロックへ入れて、お酢とお水を入れます。

この辺はもう適当です(笑)

大きなペットボトルがある場合は、水を1リットルに対して大さじ1杯のお酢を溶かしておいて、それを注ぎます。

 

今回は、ジップロックに直にお酢を注いで、水道水を入れました。

 

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こんな感じです。

 

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酢水を入れたら、真空になるようにチャックを閉めて、生地に酢水が浸透するようにモミモミします。

 

沸かしておいた熱湯に、10分ほどつけておきます。

 

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流水に取り、水洗いしたら、食器用洗剤を使って、色落ちしなくなるまで洗います。

 

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軽く絞ったら、ぬるま湯でしっかりと洗剤を落とします。

 

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絞ったら陰干しして乾かします。

 

が、ほっこり屋は、洗濯機で脱水します。(単色染めの時とおなじ😆)

 

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この時に、出来れば同系色のみ脱水したいですが、生地が少ない場合は時間がかかるので、色移りしないように、同系色が近くなるように、かつ、間を離して脱水します。

 

陰干しして乾燥します。

 

が、ほっこり屋は、シワシワになるのが嫌なので😆😆(ここも単色染めと同じ😆😆)

 

アイロンします😆😆

 

必ず、前回書いた通り、

 

いきなり、高温で!

 

はダメですよ~❗️

 

低温~中温で掛けてくださいね✨✨

 

出来上がりはこちら。

 

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一番下の段です。

実物はもっとつやつやに光っていて、メルヘンチックないろになりました😊

 

次は、この生地の上に載っている、ブルーの生地の染め方を公開したいと思いますが、何しろ掲載に時間がかかるので、また後日にさせて頂きます😆😆

 

お楽しみに~😆😆😆🎶