つまみ細工 単色染めのやり方

ここから、単色染めのやり方を紹介していきたいと思います。

 

染め始めるまでの下準備については、前回の下準備を参考にしてください。

 

※みや古染    コールダイホットを使った場合の染め方、分量です。

 

まず、鍋の中に水を入れて沸騰させます。

ほっこり屋の鍋は2リットルの水でいっぱいなので、2リットルの沸騰したお湯に、お酢を大さじ2杯入れます。

 

なので、お湯1リットルにつき、お酢大さじ1杯です。

 

 

ハッキリとした色を入れたい時には、1リットルにつき3グラムの染料を溶かします。

 

が、今回はピンクを作りたいので、写真の赤系の染料を薄くして使います。

 

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欲しいピンクの薄さにもよりますが、鍋の湯に少しずつ溶かしてみて、様子を見ながら色を決めます。

 

表示されている色と同じものを作りたい時は、お湯1リットルにつき染料3グラムです。

 

染料を溶かしたお湯の中に生地を入れます。

 

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最初は、

 

ほんとに染まるのかな?

 

という気がしますが、2、3分してくると、生地の中に一気に色が入って来るので、薄く染めたい場合はしっかり色具合を見ておいてください。

 

濃い染料に、短時間だけ浸けて染める生地よりは、薄く作った染料で、しっかり時間をかける方が綺麗な艶のある生地に仕上がります。

 

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同系色でピンクを作るので、今回は、残った染料の中に次の色を混ぜて違うピンクを作っていきます。

 

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もしも、このまま、違う色を作りたい時は、残った染液の中に、違う色の染料を混ぜて、色を作った後、新しい生地を染めても大丈夫です。

 

この場合は赤系が残っているので、黄色を足してオレンジ、青を足して紫などが作れます。

 

また、このまま赤の色が薄くなるまで何枚も染めていくと、どんどん薄いピンク色が作れます。

 

同じく、ほかの色を足して、オレンジを作った場合、赤みの強いオレンジ~黄色の強いオレンジまで、段階を追って違う色を作っていくこともできます。

 

色々と試してみるのも楽しいです✨

 

鍋に入れている間は、菜箸などでしっかりと揺らしながらかき混ぜます。

 

たっぷりのお湯でゆったりと染めるのが、単色染めの綺麗に染めるコツです。

 

もしも、単色のムラ染めがしたい場合は、ここであまり揺らさずに浸けたままの状態で放置します、

 

シワの入った奥の方は染まらず、染液の触れる表面だけが濃く染まっていきます。

 

雑巾のように縦に絞ると、縦線の入ったムラができ、ふわっと丸めて入れると、ふんわりとしたムラができます。

途中で、裏表を返して、染液から出ている部分が染まるようにします。

 

染まった生地をボールに上げます。

それ以上に色が入って欲しくない場合は、直ぐに水を溜めたたらいに移します。

 

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色んなピンクに染まりました。

 

ここで、ポイントですが、染めあがった生地は、予定しているものより濃いめのイメージで染めるようにしましょう。

 

このピンクもまぁまぁ濃いめですが、乾くとワントーン薄くなります。

 

なので、薄い色を作りたい時は、乾くと

 

見えない💦

 

ということもありますので、予定している色より少し濃いめに染めるようにします。

 

染めあがった生地を、流水で洗い、余分な染液を落とします。

 

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食器用洗剤を入れて、さらにザブザブと洗います。

この時に、食器用洗剤に浸けると、染めた色がぱっと明るくなります。(気がします😆)

 

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しっかり洗ったら、ぬるま湯ですすぎます。

この時点で、洗濯用の水のりを混ぜて薄く糊付けしておくと後が面倒くさくなくて良いです✨

 

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軽く絞って、脱水します。

そのまま、陰干しして乾かしたら完成です。

 

が、ほっこり屋は、洗濯機で脱水します😆✨

 

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脱水したら、陰干しして乾かします。

 

が、ほっこり屋は、シワシワになるのが嫌なので、アイロンかけます(笑)

 

アイロンをかける時の注意点は、特に、赤系、緑系、は高温に弱く、中、高温で熱を加えると、赤色が焼けて飛んでしまい、オレンジになってしまいます。

濃い色も要注意です。

 

低音でじっくり当てるか、シワだけサッと取ったら、自然乾燥させましょう。

なので、薄く染めたピンクなども注意してください。

 

どの色を染めた時でも、アイロンをかける際は、低温~中温が良いです。

 

乾いた生地にアイロンを当てる際は、軽く霧吹きなどで濡らしておいてから低温~中温でかけるのが良いです。

 

絶対に、

 

いきなり、乾いた生地に高温で❗️

 

はダメです❗️

 

出来上がりはこちらです😊✨

 

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次は、複色染めを紹介したいと思います。